強く儚い者たち
俺は意外と音楽が好きだ
かなり偏ってはいるが
人生に音楽は必須なスパイスだと本気で思う
楽しい時
辛い時
共に過ごした音や歌は一生の思い出になる
異常に記憶力のない俺の脳だが
印象に残る音だけはずっと残る
学生の時、地方の大学に通う俺を虜にしたのは
COCCOという女性だった
演技じみた(演技?)パフォーマンスは別に俺にはどうでもよく
兎に角心地の良いリズム
感情むき出しの詩
静と動の入り混じる慈愛に満ちた空気
一生の音楽になるなと感じたそれは
あれから20年経った現在の俺にも響く
はじめての出会いは raining
大好きなのは やわらかな傷跡
優しくなれるのは ポロメリア
そして複雑な気分には 強く儚い者たち
久々に噛み締めて聴きこんでしまった
というお話